NPO法人青少年自立援助センター/YSCグローバル・スクール/田中宝紀 (IKI TANAKA)

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部統括コーディネーター/ 東京都福生市にて外国にルーツを持つ子どもと若者のための教育・自立就労支援事業運営を担当。Yahoo!ニュース個人オーサー。2児の母。

オランダに移住なさったご家族のブログを拝読して―日本語を母語としない子どもの支援者より、「子どもは小さいうちから海外に出るのはちょっと考えたほうがいい理由」

オランダ移住は単純にうらやましいです

広告代理店をおやめになり、オランダへ移住なさった吉田和充さんという方のブログを、転載先のライフハッカー経由で拝読しました。


タイトルは『オランダ移住から2カ月。我が子の順応性を見て気づいた「子どもは小さいうちから海外に出たほうがいい理由」』。

www.lifehacker.jp

 

まず初めに、私は吉田さんという方と面識もなければ、オランダへの移住を非難するつもりもなく(逆にうらやましい)、また、こうして吉田さんという方が書かれたブログを通して、子どもの言語発達について、私を含めて多くの方が考える機会を得られたことに感謝をしていることを、あらかじめお断りしておきます。

 

そのうえで、吉田さんがブログで書かれていた内容について、日本という海外に外国からやってきて、小さいうちから住んでいる日本語を母語としない子どもたちの現状を目の当たりにする支援者として、どうしても言及しておかなくては、と感じる事があり、この記事を発信することにしました。

 

決して何かを否定するものではなく、吉田さんがブログで発信してくださったエッセンスを軸に、現場での経験を踏まえて気を付けておきたいことをお伝えできたらな、と思います。

 

 日本語を母語としない子どもたちの支援者として、ココが気になる

 

まず、吉田さんのブログ記事の内容を確認しながら、私個人が「日本語を母語としない子どもたちの支援者」として気になるポイントを拾ってみます。

1)吉田さんは2カ月前にオランダへ移住なさった

  →うらやましいです。

 

2)6歳と2歳のお子さんと共に暮らしている

  →うちも子どもが4歳差で親近感。

 

3)上のお子さんは、オランダ語を学ぶ語学学校の小学校に通っている。

  →オランダ語を学ぶ語学学校の小学校、とは、ESLのDutch版のようなものでしょうか。さすがオランダ。移民向けの教育環境が整備されていますね。

 

4)上のお子さんは、すでに吉田家で一番のオランダ語の使い手となり、通訳をしてくれることもある

  →初期的には、上のお子さんにとってこの事実(自分が家族の中でオランダ語が一番できる)は自信となるでしょう。(ポイント1)

 

5)子どもの順応性は驚くほど高く、小さければ小さいほど海外は「楽」である

  →これはお子さん自身の性格や特性などに左右されそうですし、小さければ小さいほど、海外移住の際に気を付けなくてはならないことも(ポイント2)

 

6)下のお子さんは、日本語と英語とオランダ語が完全に混ざった状態で、吉田さんはこの点は問題だと考えておられる

  →吉田さんの下のお子さんの状況への問題意識はその通りです。(ポイント3) 

 

ということで、ポイントを3つ、拾い上げることができました。

これ以降は、話題提供してくださった吉田さんのブログに感謝しつつ、脇に置いて、単純にポイントごとに気を付けたいことをご紹介します。

 

 子どもが小さいと、それなりの「リスク」

 

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<ポイント1>「家族の通訳」を子どもが担うことのリスク

私が出会う現場の子どもたちの中にも、親御さんが10年、20年と日本で暮らしていながら、日本語がなかなか上達せず、次第に公立の学校で学ぶ子どもの方が日本語がよくできるようになったので、生活の多くの場面で「子どもの日本語力を親がアテにする」という状況が見られます。

 

そのことは、子どもにとって「家族の役に立っている」という自信をもたらすかもしれません。しかし、次のような状況ではどうでしょうか。

 

・保護者が病院へかかるため、通訳が必要になり子どもが学校を休んで親の病人につきそう

・子どもの学校に保護者が呼び出され、先生が子どもにとって都合の悪いことを話さなくてはならないときに、それを子ども自身が通訳する

 

前者は病院にとどまらず、役所での手続きなどの場面でも、子どもが学校を休んで保護者に同行することがあり、場合によってはかなりの欠席日数となることも。また、後者は先生が100しゃべっているうちの10しか子どもが通訳しない、都合の悪いことは親に伝えない(その逆も)などが起こる可能性があります。

 

子ども自身も、「何年も日本に暮らしているのに、ちっとも日本語ができない親」の存在を負担に感じ、親を尊敬できないなどの影響が出ることがあります。

 

欧米など、移民受け入れ態勢が整っている地域では、公的な通訳配置が進んでいてこのような状況にはならない可能性もありますが、やはり保護者自身が身の回りのこと、子どもの教育にかかわることなど、ある程度自立的にコミュニケーションが可能な語学力を身に着けておく、そのための機会が社会から提供されるに越したことはありません。

 

<ポイント2>子どもが小さければ小さいほど、「海外」で生活することのリスク

私たちの現場にやってくる子どもたちのうち、子ども自身の心身の発達に困難を抱えるケースは、小さなうちに来日したお子さん、日本生まれ・日本育ちのお子さんにほどよく見られます。

 

10代に入って、思春期を日本で過ごすことで発生するリスクももちろんあるのですが、ティーンエイジャーでの来日とそれ以前との来日では、リスクの種類が異なります。そして後者のリスクの方が、そのお子さんの「全人的な発達」に影響を及ぼす可能性が高く、注意が必要だと考えています。

 

ポイントは「母語が確立されているかどうか」です。

 

母語も日本語も中途半端となってしまったダブルリミテッドのお子さんや、母語は完全に失ってしまい、日本語が唯一の言語にも関わらず日本語自体が小学校低学年程度までで伸び悩んでしまうシングルリミテッドのお子さんの事例については、私個人のブログや講演などでもたびたびお伝えしてきました。

 

自宅から一歩外に出れば、圧倒的な外国語(日本語)社会の中で、家庭の中だけで母語を維持することは、親御さんのよほどの覚悟と時間が必要です。子どもが普段目にすることのない文字を習得させ、語彙を覚えさせ、年齢相応のコミュニケーションができるよう、手をかけ続けなければなりません。

 

そして小さければ小さいほど、長期にわたって、より多くの努力を子どもの母語学習に注がなくてはなりません。さらに、その努力をしないことで子どもに及ぶリスクは、幼少期であればあるほど、大きいことを実感しています。

 

<ポイント3>幼い子どもの言葉が「ちゃんぽん」になってしまうリスク

ポイント2に共通しますが、やはり小さければ小さいほど、母語とそうでない言語の使い分けは難しく、また、社会の中でより多く接する言語が母語でなかった場合に、母語を失うリスクは高まります。

 

これを自然に任せておいても、会話をするうえで、一定の期間が経過した後にお子さんが自然と母語母語でない言語の使い分けができるようになる場合もありますが、お子さんによってまたは家庭内での言語状況によっては、母語の力が弱まり、「聞けばわかるけど話せない」「会話はできるけど読み書きできない」などの状況に陥ることがあります。

 

小さなお子さんが、日本語、英語、母語とまぜこぜで話す様子が見られたら、まずは家庭の中で、母語の発達を促進できるような取り組みを徹底してください。親御さん自身が言葉を「ちゃんぽん」することは、おすすめしません。

 

「国を移動すること」を選択する余裕があるのであれば、少し立ち止まってほしい

 

小さいうちは、親子間で交わされる言葉も簡単で、語彙(単語)の数もそれほど多くはありません。このため、日本に暮らす外国人保護者も、子どもが日本語が上手になるように、と思い(あるいは周囲にそう”すすめられ”)家庭の中で日本語を使うことがあります。

 

そしてその親が子どもを思う気持ちが、子どもの母語の発達を不十分なものに留めてしまった上、保護者自信が日本語の読み書きが十分にはできないレベルの日本語の力しかない場合は、子どもが成長し、学校に入学した後に

 

・子どもの宿題を見てあげることができない

・学校から出された「おたより」が読めない

・面談時に先生の言っていることがわからない

母語がほとんどわからない子どもと、日本語で深い会話をすることができない

 

など、お子さんの年齢が上がれば上がるほど、困難の度合いが高まりますし、親子間のコミュニケーションにも大きな支障をきたします。

 

このように、日本という海外で子育てをする家庭が、子どもの言語発達や教育に関する領域で困難に直面するケースを数多く見てきました。

 

でも彼らが「子どもと共に日本で生活する」こと自体は非難すべきことではありません。途上国で仕事がなく、生活が成り立たないことをはじめとして様々な理由で日本へ来ることを選択し、すでに日本社会の一員としてともに子育てをする仲間として、サポートできることは民間の私たちのような活動を含めて、社会全体ですべきだと考えています。

 

一方でもし、冒頭の吉田さんのように、(おそらく)生活に余裕があり、今すぐに移住しなくても生きていける、という状況であれば、海外移住を選択する前にぜひ、お子さんの母語の発達について、家庭の中でどのように支えることができるのか、移住先で母語支援を受けられるのかどうか、など、情報と知識を入手し重要な検討項目の一つに組み込んでいただけたらと思います。

 

そしてもし、移住先の国で母語の発達を支えきれそうになければ、お子さんがある程度母語を確立できるといわれている10歳前後になるまでは、移住を遅らせることも、可能性の一つとして頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。

 

長くなりましたが、以上、日本で、日本語を母語としない子どもたちを400名以上サポートしてきた私が考える、「子どもは小さいうちから海外に出るのはちょっと考えたほうがいい理由」でした。

 

外国にルーツを持つ子どもの高校・大学進学率が、日本人の半分である現状を変えたい。

高校進学率50%、中退率15%、大学進学率20%の壁

現在のところ、外国にルーツを持つ子どもの教育課題における大きな壁の一つが高校進学であることは、このブログでもたびたび発信しています。

(過去記事)

 

ikitanaka.hatenablog.com

 

出身国やルーツによっては50%前後とも言われる高校進学の壁の次に待ち受けるのは、高校卒業の壁。中退率の高さは現場で支援してきただけでも18%。改善傾向にあるとは言え、入ったけれども続かない、続けられないと言う子どもの多さに支援者としての歯がゆさを感じています。(全国的な高校在学率は国勢調査を基にしたこちらの論文p54、図8-1他で知る事ができます。だいたい、15%前後。)

 

それでも、数少ないけれど高校を無事に卒業し、次の進路を目指す若者達も登場し、一縷の希望を感じる事も増えてきました。ただ、「高校進学→高校卒業→専門学校または大学進学」までたどり着くためには、本人の学ぶ意欲と努力だけでは不十分である事も感じています。

 

日本の子どもたちの6人に1人が貧困と言われる現在。

日本国内で教育を受けてきた外国にルーツを持つ子どもたちも例外ではありません。こちらの記事などでまとめたとおり、外国人保護者の経済的状況は全体的に厳しいのが現状です。

 

来日

日本語がわからない

小中学校の勉強についていけない

高校進学率50%

高校中退率15%。

 

ここまで、これだけのハードルを越えて高校を卒業しても、その先の教育を受けるためには大きな壁が立ちはだかっていて、現場で見ている限りでは、率直に言って外国にルーツを持つ子どもたちが「高校を卒業して大学に行く自分」を描く前に、進学という選択肢をはなから外してしまっているようにすら見えます。

 

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この図は、たびたびご紹介させていただいている「2010年国勢調査にみる外国人の教育
――外国人青少年の家庭背景・進学・結婚――」
岡山大学大学院、高谷先生らの論文からの抜粋で、左側は「5年前に日本にいた者」(つまり、18歳であれば13歳には日本にいて、本の中学校に通学した外国にルーツを持つ子どもで、留学生ではない)の大学・大学院在籍率を示しています。

 

19歳の若者たちを見てみると、日本(JP)・韓国(KR)・中国(CH)の場合の在学率が40%~50%の間にある一方で、ブラジル(BR)、フィリピン(PH)、ペルー(PE)国籍の若者は20%の壁を越える事ができていません。

 

中国にルーツを持つ子どもたちは比較的日本語を習得しやすいことや、経済的に安定している層が一定数存在する事。韓国籍の場合は在日の方々などが含まれていることなどが、日本人と変わらない進学率の高さにある程度影響しているのではないかと見られる一方で、ブラジルやフィリピン、ペルーの若者たちは高校卒業というハードルを越えて尚、この進学率であることを考えると、経済的な状況も大きく影響しているのではないかと思われます。

(調査実施の2010年は第1世代の子どもたちがようやく進学年齢前後に到達している時期で、支援者にとっても「未開の領域」であることも一つの要因と言えそうですが)

 

外国にルーツを持つ子どもは「留学生枠」が使えない

 

同じ外国籍であっても、留学生であれば、彼らに特化した奨学金制度などを有する私立大学や財団などもありますが、日本の公教育を受けてきた外国にルーツを持つ子どもはこの留学生向けの枠組みの要件にあてはまらないケースがほとんど。また、日本人向けの奨学金は日本語で情報を得るハードルに加え、返済の義務があるものが大半で、さらに経済的に追い込まれる可能性も否定できません。

 

給付型の奨学金ができれば、日本人か外国にルーツを持つかに関わらず、広く国内に暮らす子どもたちに進学の機会をひらける可能性が高まります。

 

今すぐに、できることがある

 

現在、インターネット上では「全ての子ども達に学ぶ機会を!」キャンペーン事務局が、この給付型奨学金制度の創設を求めたオンライン署名活動を行っています。

 

www.change.org

 

外国にルーツを持つ子どもたちも、給付型奨学金が実現すれば、高校卒業後の選択肢に「進学」という二文字を組み込む事ができるでしょう。

 

外国にルーツを持つ子どもたちは、バイリンガル、バイカルチャーと言ったグローバルに活躍できるポテンシャルを有しています。大学や専門学校で十分に学び、専門知識を身につけて日本社会に巣立って行く事になれば、きっとさまざまな場面で力となってくれる存在です。

 

オンライン署名は、日本に暮らすすべての子どもたちが国籍やルーツに関わらず、そして経済的な格差に左右される事なく、十分な教育を受ける事ができる環境実現への一歩であり、その一歩を推し進めることができるのは、私たち1人1人に他なりません。

 

子どもたちの未来のために、今できることをぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

 

ある日あなたが日本語が通じない子どもの継父になったら。

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「外国にルーツを持つ子どもの親」=外国人とは限らない

年間100名前後の外国にルーツを持つ子ども・若者たちと出会う、私たちの現場

子どもの支援ということで、その親御さんたちのサポートやご家庭との協力連携も重要な活動の一つとして位置づけています。

 

現場で出会う保護者の方々を(あえて)いくつかのパターンに分けると、

 

1)両親共に同じ外国の出身者(外国籍

  →最近、父親と母親の出身国が外国だが違う国同士というご家庭も(こうしたご家庭については以前こちらの記事に)

2)父・母のいずれか(大半が実父)が日本人で、いずれか(大半が実母)が外国出身

  →実父が日本人男性というケースと、実父は外国人男性だが離婚しており、継父が日本人男性というケースがあり、だいたい4:6くらいで後者が多い

3)実母が外国出身者でひとり親家庭

  →こちらも、2)と同様に実の継親が日本人で日本国籍を持つ子どもと、実の父親が外国人で外国籍の子どもとに別れます。

 

となります。

(おそらく、もう少し時間がたつと(あと数年)、4)として、日本で幼少期を過ごしたり、10代で来日した外国にルーツを持つ”元”子どもたちが「保護者」となって、現場に現れる”パターン”が登場するはずです。)

 

いずれのケースも、「両親と共に飛行機に乗って新たに来日した」というお子さんは少なく、親御さんがお子さんを親戚などの元に残して先に来日し、日本国内での経済的基盤が整った段階や、お子さんの教育の「節目」、ビザが出た時などに、数年間離れて暮らしていた我が子を呼び寄せるケースが大半です。

 

家庭内で唯一の「日本語ネイティブ」が頼り

 

1)や2)のケースでは実の親御さんが、お子さんが赤ん坊や幼少のころに、来日するため別離し、数年後・十数年後に日本に呼び寄せてはじめてゆっくり生活を共にする、というご家庭もあり、親御さんの中ではまだ「幼い子」であった我が子の成長や変化に当初は戸惑うという姿も見られます。

 

一方で、2)のケースでは、日本で外国出身の女性と出会った日本人男性がその女性と再婚し、女性が出身国に残してきた「我が子」を日本に呼び寄せることが多く、この場合、日本人男性は日本語のわからないお子さん(時に10代の若者)の「父」となることも少なくありません。そして、日本人男性はほとんど女性や子どものが話す外国語を理解できないことも珍しくありません。

 

大半のこうしたご家庭の場合、お母さんである外国人女性が日本語の会話がある程度できるため、お子さんとお父さんとの間の通訳としてコミュニケーションをサポートしているようですが、中には日本語があまり得意でないお母さんもおり、お父さんとお母さんの共通言語がほとんどない場合、お父さんとお子さんの間を「つなぐ」ことが難しい状況に陥る事も。

 

そんな状況の中でも、日本語の力が十分でない妻の「連れ子」である日本語がまったくわからない子どもの就学手続きや、学校との連絡などを、家庭内で唯一の日本語ネイティブである男性ががんばって担わなくてはならない場合が増えます。

そして日本人男性にとって仕事と子どもの教育との両立が大きな「負担」なのではないか、と感じられる場合も。意外と日本語ができない段階では、学校との連絡調整がかなり頻繁に必要になったり、何かとお子さんの教育に手を掛けなくてはならない場面が多いのです。

 

共に暮らす事になった「我が子」と、言葉が通じなかったら・・・

 

外国出身の妻の子を、日本の自らの元へ呼び寄せるご決断は本当に重たいものだったのでしょう。そしてその決断の先に、思わぬ大きな負担が待っていて、「これは大変だ」と感じている方も中にはおられるのではないでしょうか。その負担の大きさに、ギブアップしてしまいそうになることも、あるのではないでしょうか。

 

そんな時に活用していただきたいのが、全国にある外国にルーツを持つ子どものサポート団体です。

 

同じような状況のご家庭を数多く見てきていますし、団体によっては学校とご家庭との間に入ってコミュニケーションを支援もしています。日本語の十分でない親御さんのためのクラスがあることもありますし、学校からの連絡文書を翻訳したり、わかりやすく説明してくれたりすることも。

 

そのほか、日本語がわからないお子さんの高校進学や学校生活に必要な情報の提供などもあり、ご夫婦でぜひこうした団体のサポートをご活用いただきたいところです。

 

 こちらのリンク先には、外国にルーツを持つ子どもの学習支援に関わる団体のリストがまとめられています。

http://harmonica-cld.com/category/stakeholder/st-japan 

まだ全てが網羅されているわけではないようですが、各地の国際交流協会やボランティアセンターなどでも情報が手に入るケースもあります。

 

なによりも、子どものサポート団体での活動の中心はお子さんの「日本語教育」であるところが大半ですので、お子さんの日本語が上達するにつれ、お父さんとのコミュニケーションもスムーズになってくるでしょう。

 

そして最後に、こうした日本語がわからないお子さんの父親となった日本人男性の方に気をつけていただきたいことを一つ。

 

  • 共に暮らす事になったお子さんがまだ10才未満のとき・・・

 お子さんがこれから日本語を十分に読んだり、話したりすることができるようになるために、お子さんとお母さんの共通言語である「母語」を忘れないようにすることと、母語の力を高めて行く事が大切です

 母語の保持や向上をしないまま放置すると、年齢が低いお子さんほど日本での生活が長くなり日本語が上達する一方で、どうしても母語を忘れがちになったり、まったくわからなくなってしまうことがありますが、これが後々、お子さんの発達に大きな影響をもたらす可能性があります。

(現場ではそうした事例を多く見てきています。母語の大切さについては、こちらのサイトなどが参考になります)

 家庭の中で、日本語が聞こえず、わからない外国語ばかりが飛び交う時間が長いと、疲れやストレスを感じる事があるかもしれません。それでもこの母語維持を助ける事のできる団体はあまり多くなく、現在は家庭の努力が唯一の手段であることも少なくありません。

 お母さんが子どもになるべく母語で話しかけることを、重要な子育ての場面としてあたたかく見守っていただけたらと思います。それが後々になって、お子さんの日本語の力を高めるための大切な「基盤」となります。

 

  • お子さんが10才を越えているとき・・・

 母語の力が大切になるという点では、10才未満のお子さんと変わりませんが、10歳を超えたお子さんの場合、母語をまったく失ってしまうというリスクはだいぶ軽減されてきます。一方で、「子どもだから日本語を耳で聞けばすぐに覚える」という可能性はどんどん小さくなっていきます。

 

 もし、お子さんの学校で日本語教育の特別な支援が無く、通訳サポートのみだったり、まったく何の支援も受けられない場合は、できる限り早い段階で日本語学習をサポートする団体へ連絡をとり、日本語学習をスタートできるようにしてください。思春期の大切な時期に、日本語ができない状況で学校で過ごす一日は、お子さんによってはとても苦しく長く感じられます。

 

 特に中学生のお子さんの場合、「高校入試」が待ち受けており、地域や状況によっては日本語ができない生徒に対しての配慮がない、あるいは受けられない場合もありますので、早めにサポート団体などを通じて情報を入手するようにしてください。

 

 もし、お住まいの地域やアクセスが可能なエリアにサポート団体がないときや、サポートがあっても利用が難しい場合は、私たちYSCグローバル・スクールにご連絡ください。利用可能なサポート団体をご紹介したり、ITを活用し、離れた地域でも受けられる専門家による支援についてご案内することができます。

 

せっかく縁があり、共に暮らす事になったお子さんとご家族の新たな一歩を、私たちサポート団体も心から応援しています!

ママ友は外国人!?―小学校で外国人保護者と出会った時、日本人ママ・パパができること。

気づいたらいつの間にか4月も半ば。今年、お子さんがピカピカの1年生になった!という保護者の皆様、ご入学おめでとうございます!

新学期を迎えた学校の先生方、子どもたちのことを今年度もどうぞよろしくお願いします。

 

私の長男も昨年の今頃、ピカピカの1年生に。入学の準備に何日も夜なべしたことを思い出します・・・(涙)。入学後も、「学校に行きたくない」から始まり、しばらくは送り迎えが必要で、学童は嫌がるし、担任の先生からはお友達とのトラブルや本人のキャラ(?)のことで電話はかかってくるし、で、夏休み明けくらいまでは本当に「小学1年生の壁」を感じざるを得ない日々でした。(今も少なからず壁は感じますが、入学後の半年間は本当に慌しかったです)

 

私の長男の入学した小学校には、外国にルーツを持つ子どもたちが多数通っています。当然、入学したてのピカピカの1年生の中にも外国にルーツを持つ子どもと外国人保護者が含まれていて、昨年のこの時期、(何もなかったので、必要に迫られて自主的に・・・)長男と同じクラスになった外国人保護者の方々のサポートをしていて、これなら保護者同士でできるなー思うことがありましたので、以下の4点でご紹介します。

 

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1:日本語がわからない外国人保護者って何が大変なんだろう?

2:ちょっとエクササイズ。外国人保護者体験

3:放っておいたら大変なことになるかも・・・

4:ママ友・パパ友だからこそできること、あります

 

 

【わが子が小学校へ・・・日本人保護者以上に「わからなくて、不安」】

さてさて。わが子が初めて小学校に入学するということは、親にとってもまた全てが新しい世界に飛び込むことです。自らが日本の小学校に通っていれば、おぼろげな記憶はあるとは思いますが、親として小学生の保護者になるのは、みんな初めてです。

 

日本人保護者でさえ、わからないことが多い小学校での生活。日本語が苦手な、日本の小学校に通った経験の無い外国人保護者がさらなる不安を抱える、という状況は創造するに難しくはありません。

 

日本人保護者であれば、いちおう、役所や学校から出された「おたより」を読み、何日に何があるのか、子どもはどう動くのか、何を持って行き、何は持っていかないのかと言った情報を得ることができますが、外国人保護者はそうではありません。

 

「ふでばこ」「うわばき」「きゅうしょくぶくろ」「がっきゅうかつどう」「しゅうだんげこう」

 

日本での生活が長い保護者であっても、なかなか日常生活で耳にする単語ではありません。それが「知っている」という前提で、日本語で情報が提供されてもよく理解することができません。小学校低中学年くらいの子どもには、いくらその子が日本語と母語ができたところで、学校からのお便りを読んで、母語に訳して親に伝えるという作業は困難です。

 

【外国人保護者の気持ちになってみよう!】

 

こちらを見てください。

この画像は、学校から出されたある内容についてベトナム語に翻訳したものです。

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ベトナム語がわかる方でなければ、ここに書かれている内容はまったく推測もできないのではないでしょうか。でもこれは学校から出されたお便りなので、わが子にとって重要なものかもしれない、ということはわかります。そして、何かを書いて提出しなければらないようだ、ということくらいは想像できるかもしれませんが、わかることはそのくらいだけ。

 

さて、あなたが何らかの都合で言葉も文化もわからないベトナムにお子さんと住み、お子さんはベトナムの現地校に通っているとして、お子さんが学校からこのお便りを持って帰ってきたら、あなたならどうしますか?

 

今日も、明日も、明後日も、こうしたお便りが何枚も届いたら?そして何もわからないうちに提出期限を逃していたり、給食費が「滞納」になっていたり、子どもが忘れ物ばかりして困ると学校から連絡があったら?

 

私なら辞書を引いたりなど、努力はするとは思いますが、それ以前に「親」としての自信を失ってしまいそうです。わが子がせっかく小学校に入学し、ピカピカの1年生としてスタートを切ったのに、親として十分にそれを支えることができない不甲斐なさに。

 

読めないお便りが毎日のように届く

わが子に忘れ物をさせてしまう

学校の宿題を見てあげられない

わが子は日本語が上達する代わりに母語を失い会話が成立しなくなっていく

などなど。

 

 【外国人保護者の日常は喪失的経験の積み重ねかも・・・】

日本語がわからない外国人保護者の日常は、子育ての面においても生活の面においても、大小さまざまな「喪失的経験」の積み重ねが多く、日本社会の誰もがそうした意図を持っていなかったとしても、積極的な支援があってようやく-(マイナス)が0(ゼロ)になるような日々なのではないかと感じています。

 

本来、親というのは子育ての様々なステージ毎に、ゼロからのスタートを情報や経験や周囲の支えで1、2、と積み上げていくように、子どもと共に成長していくものなのだろうと私自身の経験でも感じるのですが、外国人保護者はそれがゼロ、-1、-2とどんどん差し引かれているような状況なのではないか、と。

 

外国人保護者が子どもの新生活に必要な情報を得られず、持ち物を忘れたり、提出期限が遅れたりすることで、「提出期限が守れない困った家庭」や「忘れ物の多い困った子ども」という”印象”が積み重なっていく可能性があります。

(本当は、情報が伝わっていないだけなのに・・・)

 

こうした状況が続けば、学校では「外国人保護者は教育に無関心」であるかのように捉えられてしまったり、外国人保護者は子どもの新生活を支えられないことで、親としての自信を喪失してしまったり・・・子ども自身も親には頼れない、と考えたりと、親子間や学校―家庭間の信頼関係に影響が出ることも考えられます。

 

【学校内で外国人保護者の方と出会ったら、今すぐできること。】

先日、わが子の保護者会に出席して改めて気づいたのは、保護者会ではけっこう重要な情報がアナウンスされる、ということ。担任の先生は一堂に会した保護者を前に、あまり余裕がない、ということでした。

 

教室内に着席した外国人保護者に対して「話しについていけているかな?」「配布資料はりかいできているかな?」と気をまわせるような状況ではなさそうで、当然、外国人保護者の方はわからない日本語で進む保護者会の間、下を向いたり、スマホをいじっていたりという状況。

 

でも先生はかなり大量の情報を保護者に伝達する必要があり、それどころではない様子。後からフォローするのかな、と思ったら会が終わった瞬間に外国人保護者の方々は帰ってしまい、そういうチャンスもなさそうでした。もしかしたら後日個別にフォローしていたのかもしれませんが。

 

もちろん、保護者会のために多言語資料を用意したり、話しについていけているか確認しながら進める先生もいるとは思いますが、大半はそうではないのでは?「外国人保護者がどこまで理解できているか、を理解することが難しい」というのは支援の現場でも感じることです。

 

そんな時に、周りを見渡す余裕のある保護者同士だからこそ気づくけることってありませんか?

 

あの人は相槌をうっているので、理解していそうだなとか。

下向いちゃっていて、ぜんぜん日本語わからないのかな、とか・・・

 

こんな風に外国人保護者の方の様子が気になった時に、保護者自身の負担は少なく、それでいて先生や外国人保護者の方々の役に立つサポートの方法をお伝えします。

 

 

その1:無料の支援リソースを活用する

実は、文科省が全国にある自治体で多言語に翻訳された学校のお便りのテンプレートを、1つのサイトに集約して公開しています。

そこに掲載されているいずれのデータも無料でダウンロードすることができ、日付や必要事項を記入するだけで、多言語のお便りを作成することができるようになっています。

 

その名も「かすたねっと」

(なんで「かすたねっと」なのか不明と思ったら、書いてありました)

 

これは本当に役立つサイトで、私たちの支援現場でも活用しているのですが、残念ながら学校の先生方にはこの情報があまり届いていません。外国人保護者との対応におそらくもっとも苦慮しているのが学校の先生。ただでさえ多忙を極める日々に、外国人保護者のために辞書を引いてお便りをすべて翻訳・・・というのは難しい。しかも、学級によっては何言語にもまたがっていたりして・・・。

 

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そんなときに、この「かすたねっと」にアクセスすれば、何十分の一の労力で、しかも無料でおたよりを作れてしまうんです。

 

外国人保護者の方々に適切な情報が届かず、先生も保護者もそして何よりも子ども自身、三方困ってしまう、という状況はこのサイトの存在を知ればだいぶ改善されるのではないかと思うくらいです。

 

ちなみに、あのベトナム語のお便りもこちらから拝借しました。実際にある自治体で翻訳された学校文書です。・・・せっかくなので外国人保護者のモヤモヤ感を体感するために、どんな内容のお便りだったか、の答え合わせは次回にでも;)

 

その2:外国人保護者の方自身に役立つサイトを紹介する

 外国人保護者の方が活用していただける無料の支援リソースも、支援団体や自治体などが作成したものがインターネット上で公開されています。

 

特に、昨年3月に公開された「愛知教育大学 外国人児童生徒支援リソースルーム」の「小学校ガイドブック (下図)」が小学校生活に必要な情報や持ち物、学校への連絡などのノウハウがぎゅっとつまっています。

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ポルトガル語・スペイン語・中国語・タガログ語・英語の5言語で、PDF版と電子本版も!(保育園・幼稚園版もあります) 

 

このサイトのリンクを教えてあげるだけでも、外国人の親御さんの戸惑いや不安が軽減されそうです。

 

その3:自分もちょっとだけ、外国にルーツを持つ家族のことを知ってみる

言葉ができなくても、同じ「親」という立場で分かり合えること、共感しあえることがきっとあるはずです。もう一歩、外国人ママ友、パパ友と仲良くなるために私たち自身が彼らの置かれた状況を知る努力をしてみませんか?

 

私たちも、外国人保護者や外国にルーツを持つ子どもたちの状況や課題、必要な支援やこれから何ができるか、などを、もっとたくさんの方々に知っていただくためにウェブマガジンを創刊しました。

 

年間100名前後の新たな外国にルーツを持つ子どもたちやその保護者との出会いを通して見えてきたこと、現場での実践を元にみなさんにお伝えします。このブログのように役立つ支援ツールなども随時ご紹介しますので、ぜひ登録してみてください。

 

yscglobal.publishers.fm

 

異なる言葉や文化を持つ方々と共に暮らす「多文化共生社会」って言うと、なんだか夢物語のようにも思えますが、「ママ友」だったり、「パパ友」だったり、子育てという視点を通してみると、共通項がたくさん見えてきます。そして、その分だけ何が足りないのか、なにがあったらいいのか・・・当事者に近い視点で思いやることができるんでしょうね。

【2016年度求人】外国にルーツを持つ子ども・若者支援者(日本語教師/学習支援/コーディネーター)募集!at 東京都福生市

支援現場スタッフは本当にすごいなーと素直に思う。

私たちの運営するYSCグローバル・スクール(東京都福生市 http://kodomo-nihongo.com )に携わる大人は、それぞれの専門性で役割を分担し、外国にルーツを持つ子ども・若者の支援をしています。

●多文化コーディネーター&アシスタント

日本語教師&アシスタント

●学習支援担当(数学担当、英語担当など、教科により人材が異なります)

の3種類のポジションがあって、多文化コーディネーターが子どもたちを取り巻く周辺や本人に働きかけ、安心して学べるような環境を整え、日本語教師が日本語の力を、学習支援担当が基礎学力の向上を支え、支援終了まで導いています。

そして、

●サポート・ボランティア

の方々が土曜日を中心に、集団授業で理解できなかったところや学校の宿題など、個別の学習支援を通じてさらに支えて下さっています。

私のように、企画や資金調達、広報などがメインの仕事の人間にとっては、逆立ちしてもできそうにないくらい、スタッフのみんなは丁寧に子どもたち1人1人と関わり続けています。

毎日勤務のあるスタッフであれば、年間200日以上を子どものために費やす日々。

こうした大人の姿勢を子どもたちはよく見ていて、そのスタッフが、自分ときちんと向き合ってくれていると感じる瞬間が訪れた後は、絶大な信頼を寄せてくれることも少なくありません。
時に複雑な事情の家庭の中でも安心できない子どももいる中で、このスクールで、スタッフたちと過ごす日々が、日本という外国で、唯一の「ほっとできる時間」にも。

「居場所」というのは、「場」だけではなく、そこにいる「人」の中にも見出せるのだなと思います。

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(日本語の先生、と生徒。子どもたちは大人を良く見ています)

 

そんな外国にルーツを持つ子どもたちにとっての、「心の居場所」となる新たな仲間を現在募集中です!

子どもが好き、自らも外国にルーツがある、海外留学経験がある、困難を抱える子どもの役に立ちたい!・・・そんな熱意のある方のご応募をお待ちしてます。ぜひ。

 

YSCグローバル・スクールとは・・・

2010年4月、東京都福生市に開設(旧称:多文化子ども・若者日本語教室)。

日本語を母語としない外国にルーツを持つ5才以上の子どもと若者の日本語教育、学習支援、進学支援等を行う専門支援事業で、現在までに400名以上、18カ国にルーツを持つ子どもたちをサポートしています。

 

<求人情報:転送・転載・シェア歓迎★>

多様性が豊かさとなる未来のために・・・外国にルーツを持つ子ども・若者支援者各職募集中!―

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業
YSC グローバル・スクール 2016 年度 採用情報

 

NPO 法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部では、外国にルーツを持つ子どもと若者、学習 や居場所支援を必要とする子ども・若者に対し、有資格者による日本語教育、学習支援、社会・文化活動機会、 居場所の提供などを通して彼らの社会的自立を支援しています。 

外国にルーツを持つ子どもたちの中には、言葉や文化の壁だけでなく、家庭が経済的に困窮していたり、発達の課題を抱えたり・・・
日本語以外の困難を有する子どももおり、「学習支援」に留まることなく包括的にその成長をサポートしています。

こうした子ども達に寄り添いながら、彼ら自身の力を引き出すこと。
社会の中で居場所を見つけられずにいる子どもたちにとって、安心できる存在となること。
つまずきを軽減し楽しんで学習に取り組んだり、前向きに自立への一歩を踏み出せるよう に支えること。

そんな支援を目指して活動する仲間を募集しています。 外国にルーツを持つ子どもたちの多様性が、日本社会の豊かさにつながっていくよう、新しい未来を共に創りましょう。

 

★こんな方を求めています★
・外国にルーツを持つ子どもや若者、困難を有する子ども・若者の支援に高い関心を持つ方
・子どもや若者の多様なニーズやバックグラウンドを認め、柔軟に対応できる方
・初めてのことでも、まず挑戦してみようという気概がある/
・チームワークを重視し、より良い支援環境の実現のため自ら創意工夫できる/


【2016年度募集職種(有給、非常勤、いずれも若干名)】

1)多文化コーディネーター(未経験可)
  →学校、教育委員会、子ども家庭支援センター等との協力連携/教室内イベントの企画・運営等

2)日本語教師(有資格者、経験2年以上)
  →小学生~若者(主にハイティーン)に対する日本語教育担当(初級~中級程度)

3)日本語教師アシスタント(有資格者、未経験可)
  →日本語教師のサポート業務(グループ授業担当の場合も有)

4)学習支援担当(理科・数学担当/4年制大学生以上)
5)学習支援担当(英語・社会担当/4年制大学生以上)
  →集団/巡回個別による教科学習および教科日本語学習支援


【勤務先】NPO 法人青少年自立援助センター福生教室内 YSC グローバル・スクール
〒197-0022 東京都福生市本町 117-1 スプリングバレー福生 201
JR 青梅線福生駅下車徒歩 2 分

【待遇】時給制1,000円~2,400円(職種、経験等により異なる)/交通費全額支給

【期間】勤務開始時期は応相談 ~2017年3月末(契約更新の可能性有)

【応募方法】
1)まずはウェブサイト( http://kodomo-nihongo.com )より詳細情報をダウンロードし、確認。
2)必要書類を【メール添付】で送付
3)書類審査通過者は2次試験、面談・模擬授業を実施

 

━━◆ご注意事項◆━━
*応募書類は必ず【メール添付】で送付してください。
(郵送、持参は受け付けておりません)
*履歴書には必ず写真を添付してください。
*適任者が決まり次第応募を締め切ります。お早目にご応募ください。
*書類審査通過者にのみ応募書類送付後 5 営業日以内を目安に随時連絡の上、 2次試験を実施します。
*不採用理由当についてはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。
*求人応募予定者の事前の見学はお断りしております。あらかじめご了承ください。

━━◆問い合わせ ご質問 ◆━━
NPO 法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部 担当:ピッチフォード/田中
MAIL info@kodomo-nihongo.com (@を半角に直して下さい)
*当事者や保護者等からの連絡を優先するため、原則として求人関係のお問い合わせ、ご質問はメールでお願いいたします。