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NPO法人青少年自立援助センター/YSCグローバル・スクール/田中宝紀 (IKI TANAKA)

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部統括コーディネーター/NPO法人多文化共生子ども・若者プラットフォーム理事長。 東京都福生市にて外国にルーツを持つ子どもと若者のための教育・自立就労支援を担当。7歳と3歳の2児を育てるフルタイムワーキングマザー。

Giving December―多様だからこそ、豊かな未来へ

こんにちは。田中です。

早いもので、もう12月。ついこの間まで「夏の終わり」くらいの気分でいたのですが、朝晩ぐっと冷え込むようになり、慌てて冬支度に入りました。

 

「あなたはどんな未来がほしいですか?」

さて、タイトルにあるように、昨日12月1日から「Giving December」というあらたな取り組みがスタートしました。

 

giving12.jp

 

この取り組みは、

『一年の終わりに未来のことを考え、実現してほしい未来へ寄付を贈ろう!』

というコンセプトのもとに実施されるもので、個人的には、新たな日本のソーシャルムーブメントとして、今後の盛り上がりに大きな期待を寄せています。

 

特に今年は、日本国内では政治的に大きなうねりが起こり、社会の中で右と左のベクトルが以前よりはっきりと輪郭を現しはじめ、さらに経済格差による上下方向の分断もより一層深化しながら表面化してきたように思います。

「戦争」と「貧困」という2文字が妙にリアルな実感を伴って社会全体に押し寄せてくるような感覚を覚えた一年となりました。

 

小さな「希望」をつないで、多様性が力となる未来へ

 

f:id:ikitanaka:20151202111358j:plain

一方で、私個人の身近な場所では、この仕事を始めてから最も大きな「希望」を手にした一年でもありました。それは、たくさんの方々から寄せられた【寄付と共感】が生み出した、あたたかく、力強い希望です。

 

ご存知の方もおられるかもしれませんが、今年度後半、私たちは初めてプロジェクト型のクラウドファンディングで、海外にルーツを持つ子どもたちに対する専門的日本語教育支援無償枠の創出に挑みました。

外国にルーツを持つ子どもに専門的日本語教育を無償で提供したい(田中宝紀) - READYFOR (レディーフォー)

 

未だ、その存在すら一般的にはあまり認知されていない子どもたちの、専門家による日本語教育というマイナーな課題にも関わらず、大きな関心・共感とたくさんのご寄付をお寄せいただき、18名分もの子どもたちの無償枠を創出することができました。また、このプロジェクトを通して、多文化共生社会の学びを考えるための自主グループが立ち上がるなど、予想を超えた広がりも生まれました。

 

このブログでもたびたびご紹介していますが、海外にルーツを持つ日本語を母語としない子どもたちにとって、適切な時期に、適切な言語教育を受けられるかどうかということが、彼らのその後の未来を大きく左右することになります。

 

その子どもたちが支援者の方々の想いに支えられて歩みだした未来は、彼らのような多様なルーツを持つ方々、多様なバックグラウンドを持つ方々が、社会の中で自分らしく生きる社会。そして、彼らを含む私たち1人1人の多様性こそが、社会の大きな資源の一つとなるような未来。

 

私たちの事業とは、そんな未来へのバトンを形にして、子どもたちへつないでゆくものなのだ、と、あらためて感じた一年でした。

 

2016年の海外にルーツを持つ子どもたちの教育に―Giving December!

現場にいて、年間100名以上の海外にルーツを持つ子どもや若者と出会うと、心から彼らの活躍する日本の未来に希望を感じます。そんな未来を目指して、これからも皆さんと共に、バトンをつないで行けたら、と思います。

 

現在、日本国内では海外にルーツを持つ子ども・若者に専門的な教育を行うことのできる機関は私の現場を含めてもあまり多くありませんが、東京の東側で活動する「NPO法人多文化共生センター東京」は、その数少ない専門支援機関の一つ。

主に、「学齢超過」と呼ばれる出身国で義務教育を修了してから来日し、国内で公立高校に進学を希望する15歳以上の若者を対象とした教育支援を行っています。

個人的には「東京の東=多文化共生センター東京/東京の西=YSCグローバル・スクール」と、勝手に『同志的感覚』を抱いて応援している団体です。

その多文化共生センター東京が、現在、私たちが挑戦したREADYFOR?にて、海外にルーツを持つ子どもたちのための教育支援の場存続のためのチャレンジを行っています。

readyfor.jp

すでに目標金額は達成していますが(祝!)、1人でも多くの子どもたちが未来へのバトンを手にすることができるよう、残りの期間で多くの方々の共感とご寄付が集まってくれたら、と願っています。

 

ちなみに、私たち青少年自立援助センターYSCグローバル・スクールでも、オンライン寄付受付窓口を開設しています!

外国にルーツを持つ子どもたちに、日本語を学ぶチャンスを。 | NPO活動を支援する | ファンドレイジングサイト JapanGiving(ジャパンギビング)

 

年末の大掃除で出た古本、中古CD・DVDが海外にルーツを持つ子どもの寄付に!

kishapon.com