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NPO法人青少年自立援助センター/YSCグローバル・スクール/田中宝紀 (IKI TANAKA)

NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部統括コーディネーター/NPO法人多文化共生子ども・若者プラットフォーム理事長。 東京都福生市にて外国にルーツを持つ子どもと若者のための教育・自立就労支援を担当。7歳と3歳の2児を育てるフルタイムワーキングマザー。

善人の沈黙こそが、恐怖―『「差別はいけない」という当たり前の事』を当たり前にできるようになりたい

ヘイトスピーチ」という言葉を知っていますか?

 

2013年の流行語大賞トップテンにもランクインしたこの言葉。聞いたことがあるでしょうか?「ヘイト」というのは、もともとは「憎しみ」という意味で、ヘイトスピーチはおおむね「特定の人種、民族、宗教など、少数の人たちに対して、暴力や差別をあおったり、おとしめたりするような、侮蔑的(ぶべつてき)な表現のこと」と定義されています。

ここ数年で、東京や大阪などを中心に、韓国・朝鮮や中国にルーツを持つ人々を対象としたヘイト・デモ活動が活発になったり、インターネット上でも、こうした人々などに対するヘイトスピーチが広がっていることが問題となっています。こうしたデモ活動の様子は動画サイトなどで見ることもでき、耳をふさぎたくなるような言葉(「殺せ」「ゴキブリ○○人」など)を人々が叫ぶ様子が映し出されています。

 

「ヘイト」に対抗する「カウンター」行動

 

こうしたヘイトスピーチやデモに対する抗議行動も活発化し、「カウンター・アクション(行動)」と呼ばれ、ヘイト・デモが予定されている同じ日に同じ場所で横断幕やプラカードを掲げたり、ヘイト・デモを行う人々に対して差別的言動を止めるよう呼びかけたりなどのアクションを起こしています。

 

こうしたヘイト・スピーチやそれに対するカウンター行動は、直接デモを見たことがない方であっても、Twiiterなどで日常的に目にすることが増えています。

 

正直に言うと、「ヘイト」も「カウンター」も、どちらも罵詈雑言の応酬に見える

 

私は外国にルーツを持つ子どもの支援をする立場の人間であり、かつ、(うっすらとながら)海外にルーツを持っていることもあり、ヘイト・スピーチや人種差別的言動は到底容認できないと考えていますが、同様に、身近なところで見聞きするカウンター側の行動も、私自身のスタンスとは離れていることもあり、自らがそこに身を投じることは難しい、とも思っています。

 

正直に言うと、Twitterなどでいわゆる「ネトウヨ」アカウントのツイートに対して、反対の声をあげるアカウントの人々の言葉も、往々にして「聞くに堪えない」ことが多く、「違いがわからないな」と思うこともあったりします。

 

でも、何もせずにはいられない

 

だからと言って、ヘイト・スピーチを野放しにするような社会であってはいけない、と思う・・・。そんなモヤモヤした思いを持ちながら、具体的に何ができるのかを考える日々が長く続きました。

 

今でも、「罵り合い」でない手段で、人種差別のない社会を目指す上で、自分のような「争うことが苦手」な人間ができることを探し続けています。

 

 

そんな中で、出会ったヒント

 

先日、私たちのクラウドファンディングをサポートしてくださった支援者の方と直接お会いする機会を得ました。その方は「銀座 No! Hate小店」という名称で、いわゆる「カウンター」とは少し異なるスタンスでヘイト・スピーチに対する反対活動をしている方でした。

 

活動名称にあるとおり、東京の銀座の街で行われるヘイトを目の当たりにし、幼い頃からご本人にとってなじみのあった銀座の街で、ヘイトがあることを許すことができない、と感じた素直な気持ちを原動力として、2016年の春に始まった活動です。


一方で、活動開始後、銀座の街の人々と話しをしてまわると、ヘイト・デモもカウンター・デモも同じように良く思われていないことが明らかとなり、「街の人が引いている」ことに気づいたと言います。

 

そこで、銀座 No! Hate小店では、ヘイトスピーチとは何か、なぜ野放しにしておいてはいけないのか、などを伝える基礎講座を開催することで、「(ヘイトは嫌だけど)カウンターもちょっと・・・」と考えている、”銀座という街が好きな人々”が、落ち着いて学ぶ機会を提供してきました。

 

「私たちは「従来のハードなカウンター」に心から尊敬の念を持っています。彼らが意識的に汚れ仕事をやってくれたからこそ社会問題として可視化され、ヘイトの垂れ流しが抑止されてきたと感謝しています。 」

と銀座No! Hate小店の方々はおっしゃいます。

「小店の活動はそれぞれの得意分野を生かした分業であり、広い意味で(「従来のハードなカウンター」との)協働と捉えております」()内は筆者加筆

 

同じ方向を向きながらも、違う分野で活動する。そんな協働のあり方に、私自身、強く賛同しました。

 

今回、初めて小店の方々とお会いすることで、「いわゆる「カウンター活動」ではない方法で、ヘイトスピーチに対抗する」そんなやり方もあるのだ、という事自体が新鮮な発見となり、また、、自分自身ができること、のヒントを見出すことができた貴重な機会をいただきました。

 

『「差別はいけない」という当たり前のこと』を発信する銀座であることを願って・・・

 

銀座 No! Hate小店の方とお会いして最も印象的だったのは、「当たり前のことを当たり前に言う」、という、これまた当たり前の姿でした。この当たり前が今、最も難しい時代を迎えていることもまた、あらためて思い知らされました。

 

ー善人の沈黙こそが、恐怖。

最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。

The ultimate tragedy is not the oppression and cruelty by the bad people 

but the silence over that by the good people.

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師

 

去る、2017年1月16日は米国では「キング牧師の日」という祝日となっています。毎年、キング牧師の誕生日である1月15日に近い、1月の第3月曜日を、彼の功績を称える式典が行われたり、人種差別について学び、考えるイベントなどが開催されたりしています。

私たち1人1人が、日本国内で起きている人種差別やヘイトスピーチの現状を学び、No!という意志を示すこと。あらためてその重要性が高まっているなと思う一日でした。

 

「銀座No!Hate小店」では、第2回反ヘイトスピーチ基礎講座を来月、2月19日に銀座にて開催される予定です。

銀座が好き!という方、ヘイトスピーチって何?という方など、この機会にぜひ。

詳細はこちらからどうぞ。

 

義務ではないけど「みんなそうしてる」の壁-外国人生活者に届かない生活情報グレーゾーン

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たった1人、小学校の入学式にジャージで出席したAさん
 

それは私の息子の入学式の時のことでした。いわゆるセレモニースーツを着た親子で色めきだっていた学校の体育館。中には普段着で出席している外国人保護者が数名いましたが、その子どもたちはスーツやドレスを着せてもらい、ピカピカのランドセルを背負っていました。

 

そんな中、たった1人だけジャージのズボンにトレーナーという姿で入場してきたのが、Aさんです。Aさんは小学校入学の数か月前に来日し、日本語がほとんどわからないひとり親のお母さんと共に生活していました。

 

 

多言語での情報提供は進みつつあるけれど・・・

 

外国人保護者にとって日本の小学校に入る際、その教育システムの違いや学校関係の「用語」(うわばき、筆箱、体育、遠足など)が理解しづらく、第1の壁となっています。このため、自治体や支援関係者により、外国人保護者のために日本の学校制度や、写真やイラストなどを使って学用品などを説明した資料が多言語で作成され、その多くが無料で公開されるなど、情報提供への努力が各地で行われています。

 

一方で、子どもの教育に関わる事項の中には、明文化されていない「慣習」的な部分もあり、その「見えない学校文化」とも呼び得るものは地域差もあり、こうした多言語情報には含まれないことが多くあります。

 

あえて「セレモニースーツを着ない選択」なら良いのだけど・・・
 

その内の1つが、「入学式のセレモニースーツの着用」であり、なんとなく私たち日本人にとって当たり前ではあるものの、義務ではないというグレーゾーンでもあります。

 

こうした多分に文化的な情報は、すでに子どもが小学校に入学したことがある「先輩外国人」からのアドバイスがなければ、来日したばかりの外国人保護者にとってキャッチすることが難しいものとなっています。

 

もちろん、義務ではないため普段着で出ること自体は何の問題もないはずですが、きれいなスーツを着た1年生の中で「たった1人」普段着を着ていたAさんがどのような気持ちで式の間過ごしたのか、は気になるところです。

(当のAさんは気にしていないかもしれませんが・・・)

 

もし、Aさんのお母さんが「日本の小学校の入学式にはセレモニースーツを着る」ことが圧倒的に多い、という情報を得ていて、その上でわが子に普段着で出席させるという選択をしたのであれば、もう何も言う事はありません。(私個人もこの「慣習」にはやや懐疑的で、不必要では、と思うところも)

 

でも私が知る限り、Aさんのお母さんは日本語がわからず、同じ国の出身者とのつながりも希薄な様子がうかがえ、おそらく入学式の服装についての情報は事前に得られていなかったのではないかと思います。

 

生活者である外国人にとって伝えるべき情報をもう一度考えたい

 

この手の慣習的情報は、義務ではないため、自治体が提供することは難しい側面もあるかもしれません。民間の支援者にとっても、伝えるべき情報として多言語化するかどうか判断に悩むところかもしれません。

 

学校の入学式以外にも、冠婚葬祭や地域活動など、「決まってはいないけれど、なんとなく、みんながこう」という慣習的な部分こそ、長く日本に暮らす(あるいはこれから暮らしていく)生活者の外国人にとって「壁」を感じるものであるかもしれません。

 

以前は外国人の方々は1つの特定のエリアに集まって暮らすことが多くありましたが、現在は多くの自治体に生活する外国人がいるような状況でもあります。同じ国の出身者が1人もいない、というような事もあるでしょうし、同じ地域に暮らす外国人同士だからと言ってネットワークが形成され、情報を交換しているとは限りません。

 

特に子育てをする外国人保護者の「孤立」は、課題として取り上げられることも増えてきました。

 

外国人の方々の日本への定住・永住志向の高まりと、散在化が全国的に指摘されている中で、あらためて「日本で生活をすること」を念頭に、生活文化や地域の慣習などを含また情報提供の在り方を考えてみたいと思っています。

『意図せず、外国人に大量のワサビを盛る国、日本』はイヤだ。

本当の悪意を自認して差別している人間はそう多くない。

大阪にあるチェーンの寿司店で韓国や中国から来た方々を中心に、わざと大量のワサビを入れた寿司を提供していた件。最初はネタなのかと思っていましたが、店側が「謝罪文」を掲載する事態となり、新聞でも報道され、実際に起きた事実であったことがわかりました。

店側は「差別的な意図は全くない」と否定していますが、意図的か意図的でないかは免罪符にはなるでしょうか。

 

いじめる側や差別をする側、他者を傷つける側の人間が、本当の悪意を自認してそれを実行している、ということは子どもから大人まで、そう多くはないのではないかと感じます。

「意図していなかった」「軽い気持ちだった」「冗談のつもりだった」「そこまで傷つくとは思っていなかった」

加害者側の言い訳としてよく並ぶ文言です。

 

おそらく、全員ではないものの、少なくない数の「加害者」が、本気で「軽い気持ちだった」と思いながらいじめや差別を行っているのではないでしょうか。

 

 

「意図しない差別・いやがらせ」、身近にも。

当然のことながら、被害者側はそうは思いません。「差別的な意図なく大量のワサビを外国人だけに盛る」という行為が招いた結果は、海を越えて日本という国のイメージを損なうものとなりました。

 

今回はワサビテロとも言われている事態が、インターネットを通じて明るみに出ましたが、こうした「意図しない差別・いやがらせ」は大なり小なり日常茶飯事に起きているのではないかと感じています。

 

最近外国人アルバイトが増えたコンビニや牛丼チェーンなど。そこで働くアジア系の留学生の若者に、横柄な態度をとる客の姿を、見たことはありませんか?(私はあります。”偶然”にも、何度も) 


「ハーフタレント」や外国にルーツを持つ芸能人の方々がこぞって過去の「いじめ」体験を語る、その内容がどのタレントさんのものも似通っており「あるある」だな、と思ったことはありませんか?(肌や目の色の違いを気持ち悪いと言われる/国に帰れと言われる、など)

 

それは加害者側や一般の方々にとっては「偶然」かもしれません。「たまたま」起きたできごとなのかもしれません。

 

しかし、被害を受けた側とっては忘れることのできない出来事として、胸に刻まれます。「ハーフタレント」の方々の相次ぐカミングアウトは、被害を受けた側の心の傷の大きさを端的に証明しているようです。

 

私たちの身近には「悪気のない」「意図しない」「軽い気持ち」の差別があふれています。私が支援する外国にルーツを持つ子どもたちも、いじめや差別の経験を語る子どもは少なくありません。

 

インターネット上では、「日本は島国で、歴史的地理的経緯上、”そういう”文化や気質があるので・・・」というエクスキューズを見ることがありますが、だからと言って「意図しない」行為の免罪符になるとは思えません。

 

今、メディアでは「外国人が驚く日本」「日本大好き外国人」など、何かのプロパガンダかと思えるような番組が連日のように放送されています。まるで「日本人は地理的・歴史的・文化的・精神的に特殊である」ことを強調するかのように。

 

しかし、果たして日本はそれほど特殊な国なのでしょうか?私たちは特別な存在なのでしょうか?だから、「意図せず、外国人に大量のワサビを盛る」というようなことをするのでしょうか?しても、許されるのでしょうか?

 

この国の「閉鎖性」については否定しません。そうしたものを育みやすい社会的な特徴があるかもしれないことも、理解できます。しかし、そろそろ私たちはその「特別な国日本」を過去のものとする必要があるのではないでしょうか。

 

ワサビのツケを日本社会全体で負うことになる時代

 

「日本のある地域の小さな店の店員」の起こしたワサビの一件、20年前であればこれほど世間を騒がすことはなかったかもしれません。嫌な思いをした外国人のお客さんが、身近な友人や知人にその思い出を苦々しく語る程度で、あくまでも「運が悪かった」ということで収束したのかもしれません。

 

きっと、ガイドブックにも「この店はワサビを盛りすぎるので注意」などというネガティブな情報が活字として掲載されることはなかったでしょうし、その影響は限定的だったかもしれません。

 

しかし今や情報発信の主体は個人となり、ポジティブな情報もネガティブな情報も、すぐさまインターネットを通して全世界に発信できる環境が整っています。ワサビ寿司も写真という決定的な証拠付きで、あっという間に(言語障壁を除き)誰もがアクセスできる情報として駆け巡りました。

 

そして悪いことに、こうした情報は、一語一句が記憶に残るとは限りません。

 

「日本のある地域の小さな店の店員」という主語は、情報がめぐるうちに「日本のある地域の店」となり、最終的には「日本の店」や「日本」「日本人」と単純化され、人々の記憶に定着することにもなりかねません。

 

「日本のレストランで外国人は大量のワサビを盛られる」

と聞いたら、どう思うでしょうか?

 

いっしょくたにしないでくれ、と思うかもしれません。しかし、インターネットが張り巡らされた現代に、そうはいかないリスクをすでに私たちは背負っています。改めて鎖国でもしない限りは、逃れられない現実です。

 

さらに、今は外国人観光客だけでなく、外国人労働者やその家族の受け入れが進みつつあり、「お客さん」や「地域住人」として、日本人だけのことを考えてビジネスやサービスを組み立てていては、対応が間に合わない局面も増えてきています。

 

インターネット上では悪い情報は光のようなスピードで駆け巡りますが、同時に、良い情報もしっかり発信され、蓄積され、誰もが自由に引き出すことができるのも特徴です。「特殊な国」として大切に育んできた文化や風土、ホスピタリティ。今、この時代にこそ積極的に外国人の方々に体験し、喜んでいただく事で、「日本の良いところ」を広げていくことができるのだろうと思います。

 

そろそろ「特殊な国ジャパン」は過去のものにして、新しい時代の日本に向かって歩んでいけたらいいな。

 

 

2016年度下半期YSCグローバル・スクールスタッフ募集(日本語教師/コーディネーター/学習支援/ICT担当)

「日本社会への入り口」となる大人たち

私たちが支援している外国にルーツを持つ子ども達の中には、日本で生まれ育った子ども、小さな頃に来日した子ども、10代に入って新たに来日した子どもなど様々な子ども達がいます。そのルーツもフィリピンや中国、ペルー、ネパール、バングラデシュやロシア、アメリカなど・・・年間100人前後の多様な子ども達と出会い、彼らが日本の社会の中で元気に過ごしていけるようにサポートしています。

 

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 子ども達にとって私たち「支援者」は、時に日本社会への窓口であり、外国生活で唯一気を許すことのできる心の居場所であったりします。

 

日本語がわからない

学校で「自分の国に帰れ」といじめられる

勉強についていけない

家庭環境が複雑で不安を抱えている・・・


子ども達が安心して(一時的に)過ごせる場は、この日本社会の中であまり多くありませんが、彼らの大半(スクール内統計では97%)が、今後も日本社会の中で成長し、就職し、家庭を持って暮らしていくことになる「日本社会の一員」です。

私たち支援者はこうした子ども達が自信を持って、日本社会の新たな力となり活躍する事ができるよう、その基盤を作っていくのが重要な役割だと認識しています。

 

専門性を持った3つのポジションから包括的にアプローチ

 YSCグローバル・スクールは、全国にある外国にルーツを持つ子ども達の支援機関の中でも珍しい、専門的支援を行うプロジェクトで、

 

多文化コーディネーター

日本語教師(有資格者)

学習支援担当者

 

のそれぞれの専門性を持ったスタッフが、現場での日本語教育・学習支援に留まらず子ども達を取り巻く諸課題に対して連携し、包括的にアプローチを行っています。

 

また、彼らの学習面だけでなく自立を見据えたキャリア教育、就労支援を始めとして、今年度からは外国人散在地域に暮らす子ども達のためのICTを活用した遠隔地日本語教育支援事業の立ち上げなど、新たな領域にも積極的な挑戦を続けています。

(次年度には、発達に課題を有する子ども達の福祉的支援事業にも着手予定です)

 

こうしたベンチャー的な風土の中で、自らの専門性を生かして外国にルーツを持つ子ども達を支えたい・・・そんな気概のある方と、多様性が豊かさとなる未来を目指して共に歩んで行きたいと思っています。

 

新規事業担当者も含め、各職募集中!

 

今回は、ICT教育コーディネーターという新たなポジションも含めた採用を予定しています。いずれも、長期間の勤務ができる方を歓迎しています。

 

1)多文化コーディネーター(未経験可/契約社員

2)多文化ICT教育コーディネーター(未経験可)
3)日本語教師(有資格者、経験2年以上/契約社員orパートタイム)
4)日本語教師アシスタント(有資格者、未経験可)
5)学習支援担当(理科・数学担当/4年制大学生以上)
6)学習支援担当(英語・社会担当/4年制大学生以上)


勤務日時:月曜日~金曜日、午前9時~午後7時
*ポジションにより週2回~5回まで異なります

待遇:資格・経験等により1,000円~2,400円+交通費全額支給、保険完備

   契約社員は月給200,000円~

勤務地:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部
    YSCグローバル・スクール
    東京都福生市本町117-1スプリングバレー福生201
   (JR青梅線福生駅下車、徒歩2分)

<各職求人詳細はこちらをご確認ください>

http://www.kodomo-nihongo.com/

 

<参考:YSCグローバル・スクールFacebookページ>

https://www.facebook.com/kodomo.nihongo/

 

<参考:YSCグローバル・スクール発行メールマガジン

グローバルキッズ&ユースマガジン

海外からでも使える!自宅学習に最適な子どもの日本語・継承語教育オススメ無料教材

海外に暮らす日本にルーツを持つ子ども達

海外に暮らす、日本人の子どもたちは外務省による「海外子女統計」によると、長期滞在の義務教育年齢の子どもだけで79,000人以上。10年前と比べ、2万人以上増加しています。

日本国籍を持たない、日本にルーツを持つ子ども達(両親のいずれかが日本人、日系人など)の存在なども合わせると、かなりの数に上るのではないかと見られます。

 

海外での生活が一時的であれば、いずれ帰国した際のことを念頭に、日本語の力を年齢相応に維持したり、学校の勉強についていけるように日本語で算数や国語、社会などの教科を学ぶ練習をするために、日本人学校や補習校に通わせたり、自宅で通信教材などを使って学習させることも多いのではないでしょうか。

 

また、原則として生活基盤が海外にある場合でも、一時帰国の際に祖父母などとのコミュニケーションが取れたり、将来の事を考えて、日本語を少しでも身につけて欲しいと考えている親御さんも少なくないのではないでしょうか。

 

一方で、帰国するつもりが当初はなく、積極的な日本語学習はさせてこなかったものの、離婚や日本の家族の病気など、様々な事情により日本での生活をすることになったケースや、これまで意識してこなかったけれど、子ども達の成長に伴って「やはり日本語を話せるようになって欲しい」と思い直すようなケースも。

 

自宅だけで日本語を教えるのは大変!

私たちのスクールでも、海外からの「一時帰国」の際に少しでも日本語をという親御さんの希望があり、短期間限定で、日本にルーツを持つ子ども達を受け入れることがあります。

 

こうした海外で生活をしている日本人の親御さんからよくうかがうのは・・・「自分で教えるのが難しい(時間もノウハウもない)」ということと「子ども自身が日本語学習へのモチベーションを持てない」というお悩みです。

 

確かに家庭の外は全て外国語、という海外の生活の中で、親御さんの努力だけで(モチベーションの持ちづらい)子どもの日本語の力を高めていく(あるいは維持していく)のは大変なことだと、その逆の生活を送っている、日本国内の海外にルーツを持つ子ども達の支援をしていて実感します。

 

そんな時に、インターネット上の無料教材の活用などをオススメしています。

 

「ひらがなプリント」と「学校で使う教科書」の狭間にある
子ども達が使いやすいオススメ教材3点

ひらがなのプリントや、低学年向けの簡単な学習教材などは検索するとたくさんヒットするのですが、この記事では・・・

 

1)年齢が高く「幼稚」に見える教材を使うことに抵抗がある

2)「難しい漢字や日本語の文章はわからないけれど、耳で聞けばなんとなく理解できる程度の日本語の力がある」ため、日本語を母語としない子どものための文法教材などはちょっと使いづらい

3)「日本への帰国などを念頭に、日本での教科の勉強をしたい/させたい」

 

場合などに適した無料教材をご紹介します。

 

<JYL Project 子どもの日本語ライブラリ>

www.kodomo-kotoba.info

こちらは外国にルーツを持つ子ども向けとなっていますが、小学生低学年向け/中学年向け/高学年向け/中学生向けと対象年齢ごとに、日本語や数学、理科など各教科に関する無料教材などが検索できる他、動画で専門的な指導方法を確認することができ、自宅で自らお子さんの学習をサポートするご家庭にとって、役に立つ内容がぎっしり詰まっています。

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(JYL Projectサイトでは、教材を使ってどのように支援したら良いのか、具体的なノウハウが動画で学べます)

 

NHK for School>

www.nhk.or.jp

 

自分が子どもの頃、NHK教育テレビの番組を学校で観たことがある方も多いかと思います。このサイトは、教育テレビで放送されている学校放送番組の動画を無料で視聴できるだけでなく、関連コンテンツ(クイズやオンラインで自習可能なワークなど)も豊富。

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(特に動画に関連した教材はビジュアルを中心にまとめられているので、難しい日本語がわからない場合も、理解しやすい作りになっています。)

 

特別支援教育のための教材>

特別支援教育のための教材というと、「ちょっと違うんじゃない?」と思われる方もおられるかもしれませんが、こちらのサイトでは、文字の理解が難しい子どものために、漢字のオリジナルプリント教材を作成できるデジタルコンテンツや、生活シュミレーションから数に関する力を育てるコンテンツなど・・・

 

集中力が続きづらかったり、言葉の理解に困難を抱える子ども達を対象に、ビジュアルをふんだんに使って作られている点が、日本語・継承語を学ぶ子ども達にもフィットしています。

とにかく「わかりやすく」「個別ニーズのかゆいところに手が届く」大量の教材がすべて無料で利用できる点で、活用しない手は無い!と言うくらいオススメのサイトです。

http://www.e-kokoro.ne.jp/ss/1/index.php

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海外にルーツを持つ子ども達にも、日本にルーツを持つ子ども達にも、楽しい学びを

日本に暮らす海外にルーツを持つ子ども達も、海外に暮らす日本にルーツを持つ子ども達にも、「学びたい」気持ちを育むこと。その気持ちを支えることができる教材や支援にアクセスできることが大切だなと感じています。

 

インターネット上には無料の使える教材やリソースがたくさん公開されています。使えるものはどんどん使って、子ども達の学びをサポートできるといいですね!

 

今、私たちのスクールでは、ITを活用して専門家による日本語教育を、ライブ配信する新しいプロジェクトに取り組んでいます。身近に日本語を教えてくれる人がいない日本に暮らす海外ルーツの子ども達だけでなく、海外に暮らしていて日本語・継承語学習を必要としている子ども達にも活用してもらえるのでは、と期待しています。

NICO|にほんご×子どもプロジェクト 詳細はこちらのリンクからどうぞ。